10年前、ロンドンからの便り~ベスト4の壁を越えろ~
今でも思い出す。
10年前の若き日本代表の雄姿を。
吉田のゴールパフォーマンス、清武のフリーキック、大津のドリブル。
ロンドンでの躍進。あれから10年…。
再び、日本は世界への挑戦権を手に入れた。
国際大会に目を向けると、2014W杯、2016リオ五輪、2018ロシアW杯があげられる。
2014、2016は悔しい結果に終わっているのは周知の通りだ。
2018ロシアは決勝トーナメントまで進むも、ベルギー戦はロスタイムに悲劇が待っていた。
まるでドーハを彷彿させるような最後だった。
世界は高い。
サッカーの厳しさを改めて感じた大会だった。
そして、これらを経て、今の東京五輪がある。
新世代の彼らを見ていると、本当に頼もしくなる。
今までは、「世界に挑戦する」、「世界を驚かす」などのキャッチコピーが選手・メディアから聞こえてきたし、見てとれた。
しかし、東京世代の彼らは世界に勝てることを全く疑っていない。
それは慢心や驕りなどではなく、経験的、メンタル的な部分でだ。
もっといえば、アスリートの本能として思い込んでいるのだ。
身も蓋もない言い方をすれば、世界にビビっていないといえる。
チャレンジャーでもなんでもなく、お互いをリスペクトした上で、同じ土俵で相撲を取っているのだ。
世界を相手に気後れする。
そんな時代は終わったのだなと、今大会を通じてしみじみと感じている。
特に久保建英。
若き日本代表の旗手。
今後、彼は世界ではなく、世界のトップレベルが日常になっていくのだろう。
外見は永遠のサッカー小僧の雰囲気を漂わせているが、
20歳とは思えない賢明さも併せもっている。
誰も傷つけない彼のコメントは、まさにトップアスリートそのもの。
SNSの誹謗中傷が止まない今大会だから、余計に光っている。
彼とチームの躍進を切に願っている。
君たちなら、どこまでも跳べる。
頑張れ、日本代表!!
ONE FOR ALL
文責:株式会社REAL LIFE/専属ライター しまふくろう
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